中臣 豊: 2007年5月アーカイブ

企業の血液たる「お金」とか、三大経営資源とかいわれる「人物金」とか、昨今では情報もふくめるとかいわれる世の中で、「原点に立ち戻る」ことも必要ではないかと思い始めました。情報として考えたら、すべてが記録に残るものであること、人の情報、物の情報、お金の情報、いろいろな角度があります。お金で何もかも買えるという考え方は極論ですが、資金がなければ何も出来ないという考え方も至って当然のことです。

では、資金とは何か?
現金だけ?ではないはずです。いわゆ社長業たる最たる仕事はどこに資金を投下するか?どのような設備(物)を投資するか人で考えれば、適材適所という言葉もあります。また、その資金投下の時期はいつか?これも社長業の大きな決断の一つです。

何が言いたいのかというと、資金というのは、お金(現金・預金)だけではないということ、売掛債権も、棚卸資産も、資金としてとらえること出来ると思うのです。何を資金とみるかはその企業の財務担当者の見方にかかってくるということです。

収支というのは、資金の残高をはじき出すための計算方法ととらえると、収支計算書は資金計算書の一分類にすぎないという見方も出来るかもしれません。資金収支計算書という表現が本来の表現ではないかと思うのです。(これは、私の持論であって別にどこぞの書籍で拝見とかそういう物ではありません。)

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「社長の経理ナビ」の広告で収支のススメと表現されている。文字通り福沢さんの「学問のすすめ」をもじった表現で、蛇足であるが、この書籍は岩波書店から今でも販売されているようです。

この福沢さんを大好きだという人はたくさんいるだろうけど、1万円札の福沢さん・・・・・簿記の教科書などで紹介されていた記憶があります。「帳合之法」という簿記の本を翻訳した書物だったことを記憶してます。そのときのなごりで、借方・貸方と翻訳したことが、今現在として簿記の用語として使われていること何かの因縁を感じます。

というのは、「社長の経理ナビ」で原点にかえろうという何かそういう感じがしてならないからです。
皆さんは、おそらくお小遣い帳は、子供の頃につけた記憶があるかもしれません。子供ながらに、今のお金はいくらあるのだろうか?そいうことを考えたに違いありません。そして、あれこれと自分の欲しい物に夢をめぐらせ、お小遣いを貯めたり、お年玉を両親に預けた子供時代を私自身も思い出します。
おそらく、これが私たちの初めて経理だったに違いありません。

次は収支と資金のについて考えてみたいと思います。

電子認証研究会のHPをブログに書き換え作業中に、Movable Type での アップロードサイズに制限のあることに気がつきました。
どうしても、ファイルをアップする必要があることから、ネットーサーフをして調べていましたら、まさしくその変更の仕方がかかれているサイトが見つかりました。

とても助かりましたので、ここで案内しておきたいと思います。
http://magnet.pw8.jp/020movabletype/000400.php

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